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診察してみると歯以外の原因で口の中が痛い患者様も意外と少なくありません。
歯の治療とは直接関係ないような場合には、遠絡療法を使って痛みを緩和、治療することもできます。
遠絡療法(遠道相応穴位経絡治療法)は、難治性の痛みや心身の様々な症状を改善する為に西洋医学と東洋医学の二つの医学の限界に対し、臨床経験を基に柯 尚志(こう しょうし)医師によって開発された新しい治療法です。「ENRAC療法」などとも表記されます。
症状を治すときには、まずその病態の正しい把握が欠かせません。現代医学では、症状ごとに検査をして病名をつけ、複数の病名があれば、その病名ごとに薬を処方し治療を行います。(対処療法)
これに対して遠絡医学では、複数の症状からおおもとの病因を脳や脊髄などの中枢部より診断し、病因からの治療を行います。(根源治療)
幼児期に感染し、体内に潜んでいた水痘(すいとう)ウイルス(ヘルペスウイルス)が、ストレス等の免疫力低下により活発化して発症し、神経に沿って帯状に発疹・水疱・痛みが出ることがあります。最初は皮膚の違和感から始まって、触覚・圧覚などの感覚低下を導き、続いて温度覚・痛覚が過敏になり、帯状疱疹が出現します。
帯状疱疹が発症すると、ウイルスによって神経の線維がダメージを受けます。そのダメージの程度によっては、帯状疱疹が治癒した後も後遺症として神経痛が残る場合があります。
これが帯状疱疹後神経痛(たいじょうほうしんごしんけいつう)またはPHN(post-herpetic neuralgia )と呼ばれるもので、焼けるような痛み(灼熱痛)や電気が走るような痛み(電撃痛)が発生します。
顔面痛の原因としては、三叉神経痛、帯状疱疹後神経痛が顔面に出るケース、脳卒中の後遺症の一つとして顔面に痛みが出るケース、遠絡医学的にはアトラス(頚椎1番)の炎症が顔の表面に縦方向の痛みとして出るケースなどがありますが、顔の痛みのほとんどは、三叉神経の障害が原因と言われています。
遠絡医学では、三叉神経痛を三叉神経の神経線維が圧迫もしくは破壊されて発生する痛みという形で捉えています。
治療は、まず中枢の治療として、第一頸椎アトラスより三叉神経が始まる脳幹部の「橋」に波及している炎症を抑えます。具体的には、まずソフトレーザーを顔やのど、頚などの治療ポイントに照射し、中枢部の治療を行っていきます。
頭痛は、症状の出方と原因により「片頭痛」「群発性頭痛」「筋緊張性頭痛」などの3つのタイプに分けられます。頭部MRIなどの画像検査で、腫瘍などの問題が無ければ、一般的に鎮痛薬を処方します。しかし、頭痛薬を月に10日以上服用している場合には、「薬物の使用過多による頭痛」に陥っている場合がありますので、正確な診断が必要です。
遠絡医学では、片頭痛、群発性頭痛ともに、原因を、アトラス(第1頚椎)の脊髄の神経線維の圧迫による血管のスパズム(けいれん性の収縮)と捉えています。治療方法としては、アトラスの炎症を改善することを目的に、ライフフローを調整。ソフトレーザーを使用して治療ポイントに押圧刺激を与えます。その場で痛みが改善するなど著効を示す治癒例が多く、数回の治療で痛みが出なくなるケースもあります。
遠絡療法では舌は特に神経と関係の深い大切な部位であると考えられています。舌の症状を我慢し続けていると、いずれは全身の神経の成長に悪影響が出る可能性があります。
とくに舌の先端まで症状がある場合は、早めの対応が肝要です。
舌の根元から先端までの流れを調整することで、少しずつ症状を改善していきます。
虫歯がなく、歯茎も丈夫で歯周病にもならなくて、あまり歯を失うこともなく年齢を重ねていくことは素晴らしいことです。当院では、そのためのお手伝いをいたします。
歯は丈夫だと思っている高齢の方はどの歯を治療したのかもわかっていない場合があります。自分ではなんともないと思っていても、時には歯科医院に足を運ばれることをお勧めします。お電話にてご予約くだされば、当院ではいつでも高齢者の方のケアを行うことができます。
ご高齢になって、様々な事情で歯科に足を運ぶことができない場合には、訪問診療も行っています。必要な方は是非ご相談下さい。
ご高齢でお身体が不自由な方、ご自身で歯科医院に通院が困難な方のご自宅・病院・施設へ、歯科医師や歯科衛生士が訪問し、歯科診療と訪問口腔ケアに伺っております。
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